認定動物看護師のワンニャンまみれのエブリデイ

現役の動物看護師によるワンニャンのためのお役立ちブログ\(^o^)/

わんこの熱中症!!?出先でできる応急処置とは?

こんばんは✨

 

 

5月とは思えないような暑さで

私たち動物病院のスタッフも

熱中症に気をつけましょうのご案内が

年々早くなっていってるような気がします😓

 

 

 

 

わんこの熱中症、だいぶメジャーになってきたので

皆さん冷房をつけたり対処されているかと思います⭐️

 

 

 

が、必ず毎年何頭か熱中症で入院になる子達がいるのも事実です💦

 

 

 

 

わんこの熱中症が命に関わる重篤な症状を引き起こす事はご存知でしたか?

体内で血液の循環が悪くなる事で様々な臓器に負担がかかります。

熱中症になったその日のうちに亡くなってしまった子も沢山見てきました。

 

 

 

わんこたちの平熱は38〜39度

熱中症を発症すると40度を超えてきます

 

 

 

わんこたちが体温調節するのは

主に口と肉球です☀️

 

 

 

人と違い汗腺がないため体温があがりやすく、熱を逃がしにくい体をしています

 

 

 

 

特に短頭種(パグさんや、シーズーちゃん、フレブルさんやボストンさんなど)は気道が狭いためより注意が必要なんですね。

 

 

 

また真夏時のアスファルトは70度を超え

鉄板のような熱さになっています

その上を裸足で歩くようなものですから

お散歩して前にはまず

道路の温度を確認してみてくださいね☺️

 

 

 

また照り返しもあるので

他犬種より足が短く道路に近いダックスちゃん達は特に注意が必要です

 

 

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お留守番時は冷房&扇風機

車内に置いていかない

お散歩の時間は朝か夜

冷却アイテムをつけていく

などなど対策は皆さん既にされてるかと思いますが

 

 

 

 

もし対策をしていても熱中症を疑う症状が出た場合

どうしたらよいのでしょうか?

 

 

 

 

まず熱中症の代表的な症状ですが

 

 

 

🌱下痢

🌱嘔吐

🌱発作

🌱震え

🌱元気消失

🌱意識消失

 

 

などが挙げられます。

 

 

 

熱中症に関して最も重要なのは

スピードです

 

 

 

症状が出たら即座に病院へかかってください

病院によってはICUのようなお部屋を持っており

空調や酸素濃度を調節し受け入れ態勢を整えてくれる病院もありますので電話を一本入れられると理想的です

 

 

 

そして単純に思われるかもしれませんが

大切なのは体を冷やしてあげることです

このような

 

 

 

 

 

アイスノンを持ち歩いてもいいかもしれません

パンチする事でキンキンに冷たくなる

使い捨てアイスノンです

 

 

 

アイスノンの場合は太い血管が通っている

首、脇、ソケイ部などリンパ部位を冷却してください。

 

 

 

もし自宅や知人のお家が近いようなら

バスタオルを一枚水道水でびしょびしょに濡らし

身体をくるみます。

そのまま病院へ連れて行かれてください。

 

 

 

この応急処置ができたかできなかったかで

その後の生存率は大きく変わります。

 

 

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人でも辛いこれからの時期

わんこさん達と楽しく

乗り越えられる ますように😆✨